MOLOKA'I

GO MOLOKAI!  −Sep.2003−

 

以前から「モロカイへ行ってみたい」と、思っていました。

マウイやハワイ島へ行く時に、飛行機から見下ろす赤茶けた大地は、

どんなところなんだろう・・・・。

2003年、とうとう「友情の島・モロカイ」へ行くことになりました。

 

「モロカイへ行こう!」

準備

同じネイバーでも、モロカイへの旅行は、カウアイ・マウイ・ビッグアイランドとは、勝手がかなり違います。

ホノルルからはハワイアン・エアかアイランド・エアを利用してモロカイに行くことが出来ますが、ハワイアン・エアはモロカイ便が大変少ないので、アイランド・エアを利用することにしました。 アイランド・エアはアロハ・エアが予約窓口になっています。(下「※1」を参照)

 

アイランド・エアのプロペラ機

アイランド・エアはモロカイの他、マウイのカフルイ飛行場へのフライトもあり、機体は37人乗りのプロペラ機を使用しています・・・・プロペラ機に乗るのは初めて なので、ちょっと緊張。

アロハ・エアはリコンファームが必要ないのですが、アイランド・エアはリコンファームをして欲しい、と言われました。また、荷物の重量制限も厳しいようです (2003年9月の状況)。

ホノルル空港では、ハワイアンやアロハが発着するインターアイランドターミナルではなく、その先のコミューターターミナルを利用します。ホノルル空港の中でも、コミューターターミナルまで行ったことはありません。ウワサによると、メインターミナルよりかなり遠いということです。

 

ジープの状態が悪かったため、

替わりに借りたトラック・・・

乗り心地はわりと快適

モロカイにはレンタカー会社があまりありません。メジャーな会社では、ダラーとバジェットが空港乗り入れをしていますが、車の台数が少なく、早めに予約が必要との話も聞きます。ダラーのマルチアイランド・らくらくクーポンを利用したのですが、ジープ・ラングラーを予約しようとしたら、現地に確認が必要と言われ、即時の予約ができませんでした。

アコモデーションも数は少ないのですが、西側にあるシェラトンを除くと、(下「※2」を参照)他の島より安い印象を受けました。

 

ホノルル空港

予約より一便早いフライトに乗りたかったため、荷物を持ってのメインターミナルからコミューターターミナルへの移動です。

遠いコミューターターミナル

更に遠いアイランドエアのカウンタ

団体窓口からエスカレーターで2階へ上り、インターアイランドターミナル方面へ 向かいます。しかし、スーツケースと大きな旅行鞄を持っての移動は大変です。途中、カートを借りることができ、インターアイランドターミナル脇の長い歩道を 急ぎました。しかし、途中で2階の歩道はなくなり、先に行けなくなっているようです。空港関係者と思われる方に尋ねると、エレベーターで1階に下りなさい、と言われま した。

 

コミューターターミナルのカウンターは、2階じゃないの?

 

1階に下りてもコミューターターミナルはどれかよくわかりません。再び、警察官と思われる方に尋ねると「あの建物だよ」とかなり遠くにある平屋の建物を教えてくれました。

ここはすでに、屋外なので暑い!

 

汗だくになりながらコミューターターミナルに辿り着きました。しかし、カウンターは見当たりません。

荷物が積み込まれるのが見えます

プロペラの横を通って搭乗

「アイランドエアのカウンターはどこですか?」

更に、近くにいる人に尋ねると、コミューターターミナルの一番端ということです。

すでに、かなり息があがっていますが、やっとアイランドエアのカウンターに辿り着きました。メインターミナルの出口から10〜12分ほどでしょうか。メインターミナルの2階からWiki Wikiバスが出ているので、時間に余裕のある方は、バスを利用された方がいいでしょう。

 

アイランド・エアのカウンターは、4組ほど先客がいらしゃったのですが、5分ほどでチェックインの順番になり、ギリギリ搭乗30分前で一便早いフライトにチェックインすることができました。ほっと、胸をなでおろしていると、あ!隣にいるのはロバート・カジメロ氏!カジメロ氏はマウイに行かれる、ご様子でした。

 

チェックインは簡単で、あっけないほどです。荷物の開封検査もなく、金属探知機と手荷物検査も並ぶことはありませんでした。

コミューターターミナルはホノルル空港とは思えない、のんびりとした雰囲気です。カクテルラウンジがありましたが、隣のスナックを売るお店は閉まっていました。

平屋のビルディングのすぐそばにプロペラ機が止まり、歩いて搭乗します。後ろの格納庫に自分の荷物が積まれているのを確認しつつの搭乗です。

 

モロカイへ!

モロカイの赤い大地

上空から見るホオレフア市街

いよいよモロカイへと離陸します!プロペラ機はやはり乗りなれたジェット機と違い、「飛んでいる」という状況が肌に伝わってきます。

ガクガクと、小刻みに揺れたり、車輪が格納される様子を見ていると、飛行機恐怖症ではない私でもやっぱり怖い・・・・・。

 

車輪が滑走路から離れる瞬間も見えます

荷物は台車で運ばれてきます

モロカイまでは20分ほどで到着です。

機内では、ジュースやコーヒーのサービスがありますが、そんなサービスも慌しいほどです。

すぐに、眼下に赤茶色のモロカイ島の西側が見えてきます。

モロカイ島の西側はシェラトンなどのリゾート施設があるものの、市街地はほとんどなく荒地が広がるばかりです。「ほんとに何もないねー」と、言っている間にも飛行機は ホオレフア空港に滑るように到着します。到着してみると、プロペラ機も平気だったかな。

 

ホオレフア空港に降り立つとモロカイの爽やかな風に包まれます。

ホノルル空港ではけっして味わえない、ハワイの風です。

滑走路の出口すぐにレンタカーのチェックインカウンターがありますが、車のキーを貰って200mほど離れたガレージまで車を取りに行くという、のんびりした雰囲気です。返却時はガレージは無人で、車のチェックさえありませんでした。

バゲージクレームは、お馴染みの荷物がクルクル周る台ではなく、ステンレスの板です。出迎えの人々はこのステンレスの板に座って、飛行機を待っていました。

インフォメーションカウンターもありますが、オープンしていたりクローズしていたり・・・規則性は特に感じられませんでした。

ツアー客を呼び集める添乗員も、観光用大型バスもいません。

プロペラ機が再びホノルルへと飛んでいってしまった後は、空港とは思えないほど静かです。

いよいよ、モロカイでリアル・ハワイに出会う旅が始まりました。

 

※1>2008年の春、突然アロハ航空が破綻してしまいました。アイランド・エアは直接予約するようです。

※2>2008年からの大不況がモロカイにも押し寄せ、西側を管理していたモロカイ・ランチが閉鎖。そのため、西側のアコモデーションは、ことごとくクローズした、と聞いています。

 

 

ホオレフア空港

 

 

 

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