WAIMEA CANYON

WAIMEA CANYON DRIVE   - Sep.1998,Sep.2002−

 

「ワイメアキャニオンをドライブ」

 

かつてマーク・トゥエインが、「太平洋のグランドキャニオン」と言ったという

ワイメアキャニオンは、カウアイの西側にあります。

表題のWAIMEA CANYON DRIVEをドライブすることで、

その景観を楽しむことが出来ます。

 

WAIMEA CANYON DRIVE

50号線を西へ向って走っていると、どんどん舗装路が赤茶色の土で汚れてくるのに気が付きます。

WAIMEA・「赤い水」というだけあって、赤土の目立つ風景です。

550号線から見たWAIMEAの街

WAIMA CANYON DRIVEを登るには2つルートがあって、ひとつは東側の550号線・WAIMEA CANYON DRIVEをそのまま登ってしまうルート、もうひとつは 552号線 ・KOKE’E ROADを登って、途中から550号線に合流するルートです。

 

合流地点付近(下り時に撮影)

552号線は観光バスも走る道ですが、どちらもドライブの難度は同じくらいでしょう。私は、往路は550号、復路は552号を通るようにしています。550号、552号のどちらも、景色がすばらしいのですが、ニイハウの島影を眺めながら遅い午後に下る552号の景色は、大変素晴らしく、気に入っているのです。

 

550号線の入り口は、ワイメアの街中、50号線の23マイルマーカーの辺りにある教会の角を曲がって真っ直ぐです。『ワイメアキャニオンこちら』などの標識は見当たらないので、注意したいところです。

 

NI’IHAUの島影がわかりますか?

550号線は、始めの10マイルくらいまで、多少クネクネしていますが、センターラインの引かれた広めの道なので、あまり運転は苦にならないでしょう(写真右)。晴れた日には、NI’IHAUの島影も見えるので、楽しいドライブになると思います。

6マイルマーカーを超えると、552号線と合流します。

 

マウイ島のハレアカラと違って、観光バスとすれ違うこともあまりなく( ワイメアキャニオン・ルックアウトでは、時々大型観光バスに出会います。一般の観光バスが来るのはここまでのようです)、車の往来もあまり多くないので、気分的にも楽です。

 

WAIMEA CANYON LOOKOUT

10マイルマーカーを過ぎて右手にWAIMEA CANYON LOOKOUTの入り口が見えてきます。いくつかLOOKOUT(展望台)がありますが、時間がなくて全部見られない、という方 は、こことPU’UO  KILA LOOKOUTの2つに寄るのがお薦め。

ワイメアキャニオンは幅1マイル(1.6km)長さ10マイル(16km)深さ3600フィート(1100m)ですが、渓谷を飛んでいるヘリコプターが小さな虫のように見えます。

この渓谷はWAI’ALE’ALE山に降った雨が川になって浸食されてできたものです。WAI’ALE’ALE山付近は世界でも上位に入る年間降水量だそうですが、浸食の結果こんなに深い峡谷を作ってしまうんですね。

WAIMEA CANYON LOOKOUTの駐車場には、コケエ ・ロッジの出店が来ていました(写真左)。

トイレ休憩も展望台ごとにできます。トイレは一応水洗で、トイレットペーパーも用意されているので、私にとって妥協できる範疇です(写真右)。

 

この他にコケエ・ロッジまで、LOOKOUTは2つあります。

PU’U KA PELE LOOKOUTから、WAIPO’O滝 を見ることのできるポイントです。ワイメア・キャニオン・ドライブの道沿いでも、何箇所かワイポオ滝を見ることのできる場所があります。滝がはっきり見えるのは、大雨の後、特に冬場だそうです。

PU’U HINAHINA LOOKOUTは、ニイハウ島が見えるポイントです。

 

KOKE’E MUSEUM & KOKE’E LODGE

15マイルマーカーを過ぎると、左手にコケエ・ミュージアムの芝生(かな?)の広場が見えてくるので、休憩しましょう。

ここまで来ると、空気がひんやりする感じですが、晴れた日の日中では、寒いという感じではありません。

 

コケエ・ミュージアム(写真左)は入館料無料(入り口で少し寄付をしましょう)の博物館で、ワイメア・コケエの両州立公園で、観察される植物や動物の展示がされています。ガイドブックや図鑑も豊富に置いてあるので、ついついここで「お買い物」をしてしまいます。

フラのレッスンを少し遠くから眺めました。なんてラッキー!

コケエ・ロッジで食事をしたことはないのですが、コケエ・ロッジでも食事ができますが(こちら)、主にスナックや飲料水を買うために利用しています。ミュージアムの方にはミネラルウォーターなどは売っていないようなので、こちらに来ましょう。

 

さて、ワイメアの街にはあまりレストランはないし、WAIMEA CANYON DRIVEを登ってしまうと、コケエ・ロッジしか食事が取れるところはありません。

私のお薦めは、お弁当を持ってKOKE’E MUSEUM前の広い芝生でピクニックをすることです。

木製のテーブルとベンチもあるので、コケエの爽やかな空気の中でのランチは最高です!

日曜日にここを訪れた時は、何組ものローカルの家族連れがピクニックを楽しんでいました。また、フラのレッスンをしているグループを見かけたこともあります。

 

NA PALIを見下ろす

道の左側に大穴があります。

コケエ・ロッジを過ぎると、道は次第に荒れてきます。舗装はされているのですが、ところどころに大きな穴が開いているので、否が応でも速度を下げた慎重な運転になります。

特に、PU’UO KILA LOOKOUTへの最後の1マイル位は穴だらけの道で、対向車も大きく迂回してきます。(もちろんセンターラインなんてありません) (最近の情報の※4を参照)

 

KALALAU LOOKOUTPU’UO KILA LOOKOUTは、どちらもナ・パリを見下ろせる展望台ですが、舗装路の終点のPU’UO KILAの方が、よりKALALAU VALLEYをはっきり見ることができるようです(写真右)。

展望台付近でネネを見かけました。 ネネはあまり機敏な方ではないようなので、車で轢かないよう注意してあげてください。

PU’UO KILA展望台の先にはALAKA’I SWAMPに通じるPIHEA TRAILの入り口があります。

 

PIHEA TRAILの入り口

道は赤土の急斜面で、道の端から谷底に落ちそうな感じがします。

土は乾いていて歩きやすそうなのですが、この先にドロドロヌチャヌチャの道が待ち構えているらしいです。距離もかなりあるので、気楽なハイキングというわけにはいかないようです。

この辺りはオヒアの大木やシダ類が多く見られ、ハワイの原生林が色濃く残っている感じがします。

しかし、野生ヤギの食害も深刻で、見下ろした渓谷に目立つ赤土は、食害の影響もあるそうです。ヤギについては、狩猟用として残しておきたい、というのが州のスタンスらしく、一時期より少なくなったものの、まだ数多く生息しているようです。

 

注意したいこと

WAIMEA CANYON DRIVEには給油所はないので、注意してください。

ちょっとハワイというイメージではないのですが、ワイメアキャニオンでは狩猟が行われています。

舗装道路をドライブをしている分には、心配はないと思うのですが、トレッキング時はハンターに注意しなくてはならないそうです・・・と、言っても、どう注意したらいいのか・・・。

目立つ色の服を着ることと、コケエ・ミュージアムの職員さん曰く「ハンターを見ても隠れないこと」だそうですが、うーむ・・・。

 

最近の情報

※12003年夏の時点で、PU’UO KILA展望台からKALALAU展望台の間の道は、クローズされています。原因は、道に開いた穴の修復のためらしいのですが、工事は往々にして進んでいないようです。

※2:2004年ゴールデン・ウィークでは、クローズされていたPU’UO KILA〜KALALAUの道も、2004年夏には車輛通行可になったそうです。(まさ@8さんからの情報)

※3:2005年5月には、PU’UO KILA〜KALALAUの道は再び車輛通行不可になっていました。ゲートが設置されていますが、徒歩での通行は可能。片道20分位かかります。

※4:2007年5月に、PU’UO KILA〜KALALAUを歩きましたが、道はきれいに舗装され、PU’UO KILA展望台の駐車場も整備されていました。KALALAU展望台ではトイレの新設工事中。この道がオープンするのも、もうすぐ、という感じです。

※5:2007年11月、PU’UO KILA〜KALALAUの車両通行が可能になっていました。KALALAU展望台のトイレが作り直され、キレイになっています。PU’UO KILA展望台にはトイレがないので、トイレ休憩はこちらで。

※6:2009年5月、コケエ・ミュージアム付近からカカラウ展望台までの舗装路には、大きな穴が開いていたり、あまり状態はよろしくありません。少しずつ工事もしているようですが、なかなか進んでいないよう。

 

KALALAU LOOKOUTから見たNA PALI

 

 

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