MANUKA

 NATURE TRAIL

GET OUT OF MOSQUITO TRAIL         - Apr. 2004 -

 

トレッキングやガーデンめぐりをする上で、蚊よけスプレーは必需品。

ハワイの蚊は、刺されてもすぐに腫れはひくのでですが、

やはり蚊に刺されるのは不快なものです。

でも、蚊よけスプレーも、ほとんど効かない状況もあるんです。

 

「モスキート・トレイル」

予兆・・・

11号線沿いにある看板

コナから11号線をどんどん南下して、カウ地区に入るとマカデミアナッツ農園が見えてきます。マヌカ・ネイチャー・トレイルは、マカデミアナッツ農園の南、道のすぐ山側から延びている周回路です。

 

山側を注意して見ていると「MANUKA STATE PARK」の看板が見えてきました。

トイレもピクニックシェルターも完備

トレイルの入り口

公園内には、気持ち良さそうな広場や、屋根もあるピクニックテーブルがもあります。

「なかなか良さそうなトレイルだね」

「ちょっと雨が降りそうだけど・・」

今にして思えば、あのどんよりとした雲はすでにフキツな予兆だったのかもしれません。

 

「車のドアをロックするよ。忘れ物はない?」

「あ、ちょっと待って、蚊が入っちゃったから、外に出すから・・・・あれ?」

一匹だった車内の蚊が、3匹に増えています。その蚊を外に出そうとしていると、車内の蚊は5匹に増えてしまいました。

「あれれ?どんどん蚊が入ってきちゃうよ?」

「いいから早く行こうよ、雨が降ってきちゃうよ」

うーん、まあいいか。蚊よけスプレーをたくさんかけて、出発です。

トレイルは4km弱ほどの行程です。駐車場から真っ直ぐ山側へ向かうとトレイルの入り口です。

 

MANUKA NATURE TRAIL

ティにも名札が付いている

このトレイルでは、多くのハワイ固有の植物や、ハワイアンが運んできた植物を見ることができます。いくつかは立て札に名前が書いてあるので、植物をよく知らなくても、簡単に植物の名前が分かります。

道は緩いのぼり坂です。トレイルは深い森の中へと進んでいきます。周囲の木はコケで覆われているものもあり、触るとスポンジの様に水を含んでいることが分かります。曇り空であるためか、少し暗い感じです。ところどころに番号が付いた立て札があり、道しるべになっています。

 

「・・・なんか蚊が多くない?」

「うん、耳元でさっきからブーン、ブーンってうるさいんだけど・・。」

モーニング・グローリーが

たくさん咲いていました

歩いている分にはまだいいのですが、写真を撮るために立ち止まると、たくさんの蚊が集まってきます。入り口でいつもよりたくさんかけた、蚊よけスプレーの効果もあまりないようです。

 

ハワイは西洋人が渡ってくるまで、蚊はいませんでした。しかし、現在はハワイのどの島にも蚊がいます。野生化した豚が、地面に穴を掘り、雨水がその穴に溜まって、ボウフラの巣になっているようです。

見ると木の根元に開いた穴や、トレイルの脇にある穴から、蚊が次々に飛び出してきます。

「ひえー、蚊がいっぱいだあ」

 

PIT CRATER

トレイルの目印の番号

トレイルをどんどん登っていくと、崖に突き当たります。これがピット・クレーターです。

マグマが噴出した後の竪穴ですが、崖の中腹に大きな横穴も見えます。雨による浸食で少しずつ竪穴は崩れているようで、崖の反対側の縁では木が倒れていました。

「あの穴はきっと蚊の巣窟だ」

「えー」

「あそこを『蚊の穴』と呼ぼう」

こうしている間にも蚊はどんどん『蚊の穴』から(?)集まってきます。

「ハロー」

小さな女の子を肩車したファミリーがやってきました。みなさん、蚊よけのためか、長袖・長ズボンの完全防備です。でもいっしょにいる犬は服を着ていないので、ちょっと可哀想。

「蚊がすごく多いですね」

「そうだね」

ピット・クレーターは2つのグループで見るには狭すぎるので、私たちは先を急ぐことにしました。

 

モスキート・トレイルからの脱出

ピット・クレーターに沿って、トレイルは左に折れ、再び森の中へと進みます。

「人間がいるぞ」というウワサはとても早く伝わるようで、蚊はどんどん集まってきます。しかし、蚊は人間の歩く速度には追いつけないようで、急いで歩いている分にはあまり刺されません。

道は分かりにくい箇所がありますが、迷っていると蚊が集まってしまうので、どちらに行くか即断しなくてはなりません。

 

木にコケが付いています 蚊に追われながら歩く 蚊がいなければ、いいトレイルなのに

 

深い森を抜けると、草原の様なところに出ました。ステッキで、草を払いながら逃げるように進みます。

ピット・クレーターで会った家族が、すぐ後ろにいるようです。ファミリーに先行する犬が「ハフハフ」口で荒く息をしている音が、背後から聞こえてきます。犬の「ハフハフ」という声と蚊に追われるように、草原を早足で進んでいくと、なんだか逃げているような気がします。

犬も逃げてきました

しかし、道には砕いた溶岩が敷いてあるのですが、足場がふらつき、とても歩きにくいのです。

ハウが見えてきた」

「ハウの茂みが見えたら、トレイルも終わりだ!」

駐車場わきの広場に出てきました。蚊に追われて急いで歩いたので、一時間弱で歩いてしましました。

「蚊さえいなければ、いいトレイルなんだけどねえ」

「あ、顔が蚊に刺されてボコボコになっている!」

私たちは、モスキート・トレイルを後にしたのでした。

 

 

 

ピット・クレーター。『蚊の養成所』かも?

 

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